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熊本市動物愛護センター

まろかかです。


全国多くの動物行政施設が、「殺処分主体」から「譲渡主体」へ変わってゆこうと模索しています。

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殺処分減少に大きな成果を上げている熊本市、今回は動物愛護センターの所長さんのインタビュー記事をピックアップしてみました。


熊本市動物愛護センターは、殺処分ゼロを目標に掲げる。犬の殺処分は、2000年度の693匹から昨年度はわずか16匹にまで減った。猫もこの間、最も多い年で963匹が殺されていたが、昨年度は20匹。無責任な飼い主の安易な引き取り要請を拒否し、譲渡先を懸命に探して、殺処分される犬猫を劇的に減らした取り組みは「熊本方式」と呼ばれる。

 ――猫の緊急譲渡会を4月以降、2回開いたそうですね。

 「センターで保護する猫が増えています。現在、犬76匹、猫74匹がいますが、どちらも限界に近い。引き受け手が現れず、長くいる犬や猫が増えているためです」

 ――厳しい状況のなかで殺処分を大幅に減らせているのはなぜですか。

 「私たち行政が頑張れば、動物愛護推進協議会も頑張ってくれるし、ボランティアも頑張ってくれる。そうしたプラスの循環があります。民間の動物愛護団体は行政を厳しく批判することが多いのですが、熊本市の協議会に入っている方々との関係は良好です」

 ――離乳前の猫は職員が自宅に連れ帰って世話をするそうですね。ボランティアを含めて負担が大きすぎないですか。

 「無理なくやっていこうといつも話しています。小さなやる気でいいから、みんなで持ち寄れば、目標が達成できると思っています」

 ――みなさん一生懸命ですね。

 「殺処分に対する怒りが原動力です。なんでこんなことをしないといけないのかという怒り。動物たちは餌をちゃんと食べ、生きる意欲があるのに。無責任な飼い主には『もう飼わないでください』と言うことがあります。犬や猫に罪はない。悪いのは人間です」


 ――動物を飼う上での心構えを教えてください。

 「最後まできちんと飼えるか家族でよく話し合ってほしい。犬や猫をみとるのは努力がいるし、お金もかかる。場合によっては、飼わないことも立派な動物愛護です。家族の一員であり、社会の一員でもあると思ってしつけをすれば、ご近所に迷惑をかけることも減るでしょう」

 「犬や猫と仲良くしようと思ったら、まず好かれないといけない。相手の気持ちを思いやるという人としての根幹が自然に育つ。最後まで動物を世話する親の姿を見た子どもは、親を大切にする人になると思います」

 ――村上さんも何か飼っていますか。

 「今は犬を飼っています。猫はけっこう自分というものを持っていて、そこがかわいかったりするんですが、犬は人を頼ってくる。ウチの犬のおでこに私のおでこを合わせていると、お母さん大好きよって言われている気がする。身勝手な想像かもしれませんが」

 ◇むらかみ・むつこ 1959年、熊本市生まれ。九州女学院高、北里大獣医学部卒。84年、熊本市役所に入り、食中毒検査などに従事。環境企画課などを経て、2001年から市動植物園で獣医師として動物の健康管理を担当。07年、動物愛護センターに異動し、12年4月から所長。

<後記>

 「殺処分ゼロ」は、動物を助けたいと強く願うさまざまな立場の人たちが協力し、役所全体が支え、多くの市民が応援するといういくつもの条件がそろって初めて可能なのだろう。熊本市動物愛護センターの画期的な試みは、さまざまなメディアで繰り返し全国に伝えられ、熊本市だけでなく、熊本という地域全体のイメージを高めている。

 病気などでどうしても避けられない殺処分は現在、獣医師が1匹ずつ麻酔薬を注射して行っている。多数の犬猫を炭酸ガスで1度に殺し、焼却までできるという大型の「殺処分機」をセンターで間近に見て、使われなくなって良かったと素朴に思った。(岩永芳人)

(2012年9月24日 読売新聞)



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<補足情報>
熊本市動物愛護センターに保護された犬達は夜間は保管室で過ごし、昼間は保管室から出され、中大型犬は外光があたり風の抜ける場所へ移動し係留、小型犬は屋外のケージで過ごしています。
世話を行う職員が相性が悪い犬を隣同士にしないとか、調子が悪ければ直に獣医に診察してもらうとか、性格を判断して必要なしつけを行うなどの役割を担っているとのこと。
そして譲渡に向けた健康管理や動物の気質判定、リハビリ、新しい飼い主さんとのマッチングなどがなされてゆきます。トリミングも新しい飼い主を見つけやすくするため、又迷子犬ならば元の飼い主に分かりやすくするために行われます。
譲渡は講習を受けた後、飼育状況や相性を職員と相談しながら決められてゆきます。
講習会は毎週行われ、休日譲渡会も月に1度あります。見学、譲渡は平日は毎日可(掃除、給餌の時間以外)とのこと。



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職員の方々の志が高いですね。
「殺処分に対する怒りが原動力」と言う言葉が印象的です。殺処分の現場に従事している職員の方々が一番辛い思いをされているのかもしません。
かといって「既存のシステムや、施設構造から難しい」とうなだれるのではなく、日々犬ねこと向かい合うなかで「今できることは何か」を考え続け、それを行動に移し、周りを巻き込みながら形にされていったのですね。

殺処分を減らしてゆく為の上手い得策があるわけではなく、関わっている方々の熱意と、地道な努力の積み重ねと、思いを同じにする周囲の協力と、それら全てがあって結果につながっているのだと感じました。

私たちも自分にできることを力を合わせて続けてゆきましょう。
どうぞ、よろしくお願いします。




*写真はネット上のフリー素材を使用しており、本文と直接関係のあるものではありません。






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